2009年10月24日土曜日

自立課題(2)


左から右のプットイン課題です。

プットインは自立課題の王道のような気がします。それくらい、子ども達にはわかりやすい。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、左に赤いポーカーチップを切れ目に埋め込んでいます。それを右側の穴に入れるシンプルな課題です。

この課題を作ったのは、他の様々な容器を組み合わせた課題だと容器そのものが気になってバリバリ壊してしまうお子さんに、どうやったら落ち着いて課題の「意図」を分かってもらうか、試行錯誤をしていた時期です。そのころいろいろなところで自立課題の情報を探していたのですが、こちらのShoe Box Taskの課題からかなりインスパイヤされました(英語のメルマガもとても参考になります)。

Amazonのボックスに穴を空けただけなので、壊しようにも壊れません。必要な刺激を目立たせるために、段ボールの上に白い紙を貼り、穴の周りには赤く色を付けています。この課題もまた、多くのお子さんに気に入ってもらえました。

何が必要な情報なのか?が視覚的に整理されていること。

やはりその子にとって「分かりやすい」ことがキーファクターだと思います。

一応、自分自身の勉強のためにも、構造化の内容をまとめておくと、

・視覚的指示:右側の穴
・視覚的整理統合:一体型課題
・視覚的明瞭化:アイテムを目立たせるための白い台紙、穴の周りの赤い色

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