正確には昨日ですが、僕もようやく35歳になりました。
子どもの頃は「30歳ってオッサンだな」と思っていましたが、
実際に自分が30代も半ばになってみても、本人はまったく若いつもりです。
(20代のボランティアやスタッフと気持ちは同じ「つもり」です)
それでもだんだん身体にガタが来ているのか、
先週から首が回らず、肩こりがなかなか取れなくなりました。
以前はこんなことなかったのにな。
でもとにかく頑張っていきます。
2009年6月20日土曜日
2009年6月18日木曜日
自立課題の見直し
本当に毎日が発見だなと思います。
というのも、
今日は僕の担当する子がお休みだったので、他の子の観察をじっくりする機会がありました。
今年の子ども相談室では、「その子が分かって自立的に動けるように」なることを全体の大きな目標にしているのですが、自立課題の時間で「やや、実はまだ自立できていないぞ」という場面にでくわしました。
確かに課題そのものを完了するスキルはその子にあるのですが、課題の中身のオブジェクト(容器や道具)で感覚的に遊んでしまっていて、スタッフの指さしを実は必要としていたのでした。課題の意図よりもオブジェクトの感覚刺激のほうがその子には魅力的だったのですね。
こういうケースの場合、ぴたっと合わせられるマッチング課題や、オブジェクトが視覚的に消えていくプットイン課題だと、子どもも感覚刺激にとらわれることなく課題に取り組めることが多いようです。
この日も改めて自立課題のアセスメントを1対1で行い、やはりマッチングとプットインを中心に自立課題を組み立てた方がよいということになりました。機能的に低くないお子さんでも年齢が低いケースではまだまだ感覚刺激にとらわれることが多いので、自立課題に関しては「目をつむってでもできる(byそれいゆ)」課題にしてあげないといけませんね。
やはり観察(アセスメント)は日々必要だなと改めて思いました。
というのも、
今日は僕の担当する子がお休みだったので、他の子の観察をじっくりする機会がありました。
今年の子ども相談室では、「その子が分かって自立的に動けるように」なることを全体の大きな目標にしているのですが、自立課題の時間で「やや、実はまだ自立できていないぞ」という場面にでくわしました。
確かに課題そのものを完了するスキルはその子にあるのですが、課題の中身のオブジェクト(容器や道具)で感覚的に遊んでしまっていて、スタッフの指さしを実は必要としていたのでした。課題の意図よりもオブジェクトの感覚刺激のほうがその子には魅力的だったのですね。
こういうケースの場合、ぴたっと合わせられるマッチング課題や、オブジェクトが視覚的に消えていくプットイン課題だと、子どもも感覚刺激にとらわれることなく課題に取り組めることが多いようです。
この日も改めて自立課題のアセスメントを1対1で行い、やはりマッチングとプットインを中心に自立課題を組み立てた方がよいということになりました。機能的に低くないお子さんでも年齢が低いケースではまだまだ感覚刺激にとらわれることが多いので、自立課題に関しては「目をつむってでもできる(byそれいゆ)」課題にしてあげないといけませんね。
やはり観察(アセスメント)は日々必要だなと改めて思いました。
2009年6月17日水曜日
困ったときは基本に立ち返る
今日は、都内某特別支援学校の参観日で、本当は見学に行く予定でしたが、ケース会議を行いもういちど方針を確認しました。
大事なことは、アセスメントから始めること。
なんのためにアセスメントするかと言えば、その子を理解し、その子にあった環境を作るため。
その子に合っていない課題を無理してやらせようとするからいろいろ問題が起きるのです。
TEACCHというと「構造化」が有名かもしれませんが、むしろTEACCHの神髄は「個別化」にあると最近強く思います。
大事なことは、アセスメントから始めること。
なんのためにアセスメントするかと言えば、その子を理解し、その子にあった環境を作るため。
その子に合っていない課題を無理してやらせようとするからいろいろ問題が起きるのです。
TEACCHというと「構造化」が有名かもしれませんが、むしろTEACCHの神髄は「個別化」にあると最近強く思います。
2009年6月16日火曜日
後回しにされる子ども達
なぜこんなに子どもに関する事業にはお金が入ってこないのか・・・やっぱり納得いかない!
というのも、どうも親御さんのお話をお聴きしていると、障害児とお年寄りがあるヘルパーステーションを使おうと思ったとき、お年寄りが優先されるケースが多いそうです。
つまり、背景にあるのが、介護保険の方が報酬単価が高いということで、事業所的にはお年寄りに関わった方がお得ということなのだそうです。
私たちの気づかないところで、わずかな社会資源を障害者や高齢者が奪い合う構造が生まれています。本当に歪んでいます。
子ども達のことをもっと優先する社会であってほしいと、切に願います。
というのも、どうも親御さんのお話をお聴きしていると、障害児とお年寄りがあるヘルパーステーションを使おうと思ったとき、お年寄りが優先されるケースが多いそうです。
つまり、背景にあるのが、介護保険の方が報酬単価が高いということで、事業所的にはお年寄りに関わった方がお得ということなのだそうです。
私たちの気づかないところで、わずかな社会資源を障害者や高齢者が奪い合う構造が生まれています。本当に歪んでいます。
子ども達のことをもっと優先する社会であってほしいと、切に願います。
2009年6月15日月曜日
自閉症のある方への支援の基本となる視点
違っていることを直すのでなく
違っていることの不便をなくす
久しぶりのブログ更新です。今日はTEACCH研東京の勉強会に参加してきました。
上記の言葉は、講師でよこはま発達クリニックセラピストの黒田美保先生がおっしゃったことです。
今日の勉強会のテーマは「評価」だったのですが、何のために評価するのか?を考える良い機会となりました。
最近の僕の実践でも、日常の観察と評価、いわゆるインフォーマルアセスメントを重視するようになって、「やっぱり評価は大事だな」と思っていたのですが、黒田先生がずばりおっしゃってくださいました。
評価するのは、その子を定型発達にするためでない。
あくまで、その子の感じ方や物事のとらえ方の違いを「理解」し、その子にあった「支援」を見つけ出すための方法なのですね。だからこそ違いは違いとしてしっかりと把握することが大事なんだと思います。だって違っていても良いんだから。
TEACCHが「アセスメントから始めよ!」と言う意味がようやく分かった気がします。
違っていることの不便をなくす
久しぶりのブログ更新です。今日はTEACCH研東京の勉強会に参加してきました。
上記の言葉は、講師でよこはま発達クリニックセラピストの黒田美保先生がおっしゃったことです。
今日の勉強会のテーマは「評価」だったのですが、何のために評価するのか?を考える良い機会となりました。
最近の僕の実践でも、日常の観察と評価、いわゆるインフォーマルアセスメントを重視するようになって、「やっぱり評価は大事だな」と思っていたのですが、黒田先生がずばりおっしゃってくださいました。
評価するのは、その子を定型発達にするためでない。
あくまで、その子の感じ方や物事のとらえ方の違いを「理解」し、その子にあった「支援」を見つけ出すための方法なのですね。だからこそ違いは違いとしてしっかりと把握することが大事なんだと思います。だって違っていても良いんだから。
TEACCHが「アセスメントから始めよ!」と言う意味がようやく分かった気がします。
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