2009年3月13日金曜日

ADHD児が将来自立し、社会で生活することが「かなり心配」な保護者、日本では67%、国外では24%

日本イーライリリー株式会社が、ADHD児の保護者と医療現場で考え方の違いを国際比較した調査が公開されています。

調査を読んでみると、日本のADHD児をもつ親御さんのストレスがどれだけ大変かよくわかります。また日本では支援手段が少なく保護者が「手詰まり感」を抱いているのではないかという結果に、あらためて日本の現状を見たような気がします。

なかでも、日本の親御さんのほぼ3人のうち2人は我が子の将来がかなり心配と答えているのに対し、国外では4人に1人を切るわけです。その背景として、資料の中のグラフにもあるように、未だに教育支援や行動療法が整備されていないことが示唆されています。要するに、親御さんはもっと具体的な支援を求めているのに、それに対して社会が全く応えていないという事なのだと思います。残念ながら、これが日本の現実なのだということです。

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