2008年4月24日木曜日

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─

最近、ビジネス書が好きです。

僕が現在しているのは発達障害のある子と関わるお仕事ですが、それでもやはり仕事は仕事なわけで、ボランティアでしているのではなく、お給料をいただきながら働いているわけです。

要するに、ヒルズでクライエントと商談しようと、子ども相談室でお子さんと療育しようと、やっていることは自分のもつ専門性とお金を交換している意味で同じだと僕は思うのです。

福祉畑の人には「お金」や「ビジネス」や「利益」なんて聞くとそれだけで毛嫌いする方が残念ながらたくさんいらっしゃるのが現状ですが、僕としては同じ働く者同士、学び合うことができると思い、せっせとビジネス書を読みあさっているのです。

今日読み終えた本は勝間和代さんの「勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─」です。勝間さんは経済評論家としてだけでなく、家庭では3女の母であり、自転車ツーキニストでもいらっしゃいます。同じロードレーサー乗りとして、また家庭を持つ者として、個人的にとても共感している方です

「利益」の出し方そのものに関心のある方はしっかり本書を読んでいただくとして、僕にとって興味深かったのが、「これからの厳しい時代は、働く人それぞれがコスト意識をもち利益をあげるビジネスモデルに転換しないと、さらに少子高齢化がすすみ、日本人のライフ・ワーク・バランスがいっそう悪くなる」ということです。

これは福祉の世界にも言えます。

福祉の人もこれからはコスト意識をもたないと、どんどん安月給の長時間労働となり、新規職員の入らない職場となってしまいます。あるいは専門性のない人が集まる3K職場になってしいます(もうすでになっているかもしれませんが・・・)

福祉は人がやるものです。優秀な人が集まるような福祉モデルができない限り、職員は減るばかりで結果として利用者さんへの不利益になってしまうのです。

福祉の現場は、よくよく「利益」について考えないとと感じました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
私のところにも来て下さいましてありがとうございましたm(__)m

私が日ごろお目にかかる方はほとんどが関係する大人の皆さんですので、その方々が所属している職種や環境について知っていなければ話を進められないことが多々あります。

お子さんの事だけを話していてもうまくいかないですね~私も、旦那もよくビジネス書は読みますよ。企画して提案する力も大事ですね!

向井 崇 さんのコメント...

オニオンさん
こんにちは。こちらこそコメントありがとうございます。やはり他業種のことを知ることは大事ですね。プレゼンや会議の進め方などとても参考になると思います。福祉業界もそんなにのんびりしていられませんしね。
それはともかく、今後ともどうぞよろしくお願いします。