2008年6月6日金曜日

「最強ワーキングマザー対談」がおもしろい

ボクはテレビをぜんぜん見ないし、週刊誌や雑誌も全く買わない人間ですが、数少ない好きな漫画に西原理恵子さんの「毎日かあさん」シリーズがあります。

西原さんのマンガは、学生の頃に友達に勧められてそれから一貫して好んで読んでいるのですが、毒舌だけど憎めない台詞や、上手いのかそうでないのか分からない絵ですが、これまた嫌みが無くていいというか、プライベートをあっけらかんとオープンにする明るさとか、とにかく好きな人にはたまらない魅力があるわけです。そんな西原さんが子育てや毎日のこまごまとしたことをマンガにしたのが、「毎日かあさん」なのです。

その西原さんと、これまた最近大好きな勝間和代さんが最強のワーキングマザーとして毎日新聞で対談されています。お二人とも働くお母さん(しかもかなりばりばり働くお母さん)として、ご自身の経験や行政のことを鋭く語り合っています。

これはボク自身もそうだし、みなさんもそう感じているかもしれませんが、西原さんと勝間さんが言っているように今の日本は子どもに対して、そして子どもを育てる人に対して本当に「冷たい」ということです。

国際的にも少ない教育予算と子育て支援費、待機児童の多い保育園と崩壊中の学童保育、会社や世間の冷たさ、などなどおもしろおかしく対談していますが、内容はかなりシビアです。勝間さんからシリアスな統計データが出されると、将来の不安に正直つぶされそうになります。一見読みやすそうなのですが、子育て世代の切実な叫びを代弁しています。

政治家や大学の先生よりもよっぽど説得力のある対談です。おすすめですよ!

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